肌表面のムダ毛を除去する方法
根元からではなく、肌表面のムダ毛を除去するには、皮膚の表面でムダ毛をカットします。
手作業でのシェービング
カミソリで剃ることは最もポピュラーなムダ毛のお手入れのひとつです。簡単で素早く手頃な価格でできます。数分間シャワーまたはお風呂でお肌をお湯に浸してからシェーブジェルを塗り、切れ味の良いカミソリの刃を一定のストロークでやさしく動かして剃ります。シェービングが終わったら肌をすすぎ、タオルで軽くたたくように乾かしてから保湿剤を塗ります。切れ味の良いカミソリを使ったウェットシェービングは体のどの部分でもできますが、特に脚、脇の下、腕、ビキニラインに最適です。一般的になめらかな肌の維持を目的とする女性の場合、シャワーまたは入浴中に1〜3日に1度剃ることをお勧めします。体の各部位を適切に剃る方法については、こちらをご覧ください。
長所:
- 毎日できる
- 時間がかからず、効果的
- 安価
- どこでもできる
短所:
- 不適切な方法で行うと、カミソリ負けや埋没毛を引き起こす可能性がある
- 維持のために頻繁に行う必要がある
電気シェービング
電気シェーバーは細かい網の下に動く刃を備えており、皮膚の上を滑らせることで肌表面のムダ毛を捉え、カットします。電気シェーバーがカミソリと異なるのは、通常、濡れた肌ではなく乾いた肌に用いることです。電気シェーバーを使ったドライシェービングは体のどの部分にも行うことができます。脚、腕、脇の下、ビキニラインに最適です。電気シェーバーは通常、カミソリほど深剃りはできません。したがって、なめらかな肌を維持したい場合はより頻繁に、1〜2日に1度剃るとよいでしょう。電気シェーバーとカミソリについてはこちらをご覧ください。
長所:
- 毎日できる
- ドライシェービングができる
- 安全で簡単に使える
- 数種のアタッチメントや機能が付随している
短所:
- 通常、ウェットシェービングよりも時間がかかり、ウェットシェービングほどの効果はない
- 維持のために頻繁に行う必要がある
- カミソリよりも高価で、サイズが大きい
除毛クリーム
除毛クリームは、肌の表面で体毛を化学的に溶解します。クリームを塗り、数分間置いてから、清潔な布を使ってクリームと残ったムダ毛をやさしくぬぐいます。肌を洗い流し、保湿剤を塗ります。この除毛方法は、脇の下、ビキニライン、唇の上などの狭い部位に適しています。除毛クリームは数日から数週間ほどムダ毛の成長を遅らせます(個人差があります)。
長所:
- 肌を切ってしまう危険性がない
- ムダ毛を断面でカットしないため、再び生えてきたときにやわらかく見える
短所:
- 取り扱いが面倒
- 不快な臭いがする場合がある
- 化学成分による皮膚の炎症やアレルギー反応を引き起こす可能性がある
根元からの脱毛方法
根元からの脱毛を行うことによって、皮膚の表面だけではなく毛根からムダ毛を取り除くことができます。
毛抜き
毛抜きを使って毛根からムダ毛を引き抜きます。感染の可能性を低くするために、毛抜きは使用するたびに必ず清掃してください。この脱毛方法は2〜6週間ほど効果が続き、眉毛や唇の上などの狭い部分に最適です。
長所:
- 効果が長く続く
- 効果的で、安価、簡単
- 狭い部分を脱毛する場合、素早くできる
短所:
- 痛みを伴うことがあり、特にきれいに抜けずにムダ毛が切れた場合、皮膚の炎症や埋没毛を引き起こす可能性がある
- 広い面積の脱毛には効率的でない
ワックス
ワックスはサロンまたは自宅で専門家がキットを使用して行うものです。ムダ毛が生えている方向に沿って、肌にホットまたはコールドのワックスを塗ります。ワックスを塗ったら、布1枚を取って肌全体に伸ばし、毛が生えている方向に逆らって布を素早く剥がすことで、根元からムダ毛を引き抜きます。ワックスは体のどの部分にも使用でき、脚、ビキニライン、脇の下、眉毛、唇の上に効果的です。ワックス使用の頻度は人によって異なりますが、通常、なめらかさを維持するために3〜6週間に1度は使用します。
長所:
- 効果が長く続く
- 素早くでき、効果的
短所:
- 痛み、皮膚の炎症、赤み、埋没毛を引き起こす可能性がある
- 専門家の施術を受けた場合、費用がかかる
- 1枚の布ですべてのムダ毛を引き抜けるとは限らない
- ムダ毛が一定の長さに延びるまでワックス使用は推奨されない
脱毛器
脱毛器は電気で回転する小さなツイーザーを備えており、皮膚の表面で動かすことですばやく髪を引き抜くもので、最大4週間の脱毛効果があります。脱毛器は体のあらゆる部分に使用でき、脚、腕、脇の下、ビキニライン、顔に適しています。
長所:
- 効果が長く続く
- 使いやすい
- さまざまに使えるアタッチメントと機能
- 濡れた肌でも乾いた肌でも使える
短所:
- デリケートな部分の使用では、不快感や刺激を引き起こす可能性がある
レーザーまたはパルスライトトリートメント
レーザーおよびインテンスパルスライト(IPL)デバイスを定期的に使用することで、より永続的な脱毛が可能となります。レーザーやIPLトリートメントは、専門家の施術を受けるか、自宅用のIPLデバイスを購入して行うことができます。レーザー脱毛は、単一周波数のレーザービームを毛包内のメラニンに照射することで、ムダ毛の再成長を防ぎます。IPLも同様の仕組みですが、広域スペクトルの光を使用します。どちらの脱毛方法も体のどの部分でも使用できますが、濃い色のムダ毛の方が効果的です。レーザーとIPLは、4〜12回のトリートメントでより永続的な脱毛効果を得ることができます。人によっては、6〜12か月ごとのトリートメントが必要です。
長所:
- 定期的なトリートメントによって、より永続的な効果が得られる
- 効果が高い
短所:
- 皮膚の炎症、やけど、腫れ、赤みを引き起こす可能性がある
- 不快感を伴う場合がある
- 他の脱毛方法よりも高価